ニュースダイジェストの制作業務
Sat, 11 May 2024

指定暴力団山口組が機関紙「山口組新報」を発行

It sounds like a church newsletter
教会発行のニュースレターのよう

「ガーディアン」紙 7月11日付

ページを埋めるのは俳句、無邪気な釣りの楽しみに関する記事、そして読者に向けてのお願いと聞くと、まるで教会が発行するニュースレターのように思えてくる。だが、これが日本で最も強力な暴力団である山口組が発行する機関誌なのである。表紙には若い団員たちに忠誠や規律といったやくざの伝統的な価値観を順守するよう促す篠田建市組長の記事が掲載されている。この機関誌が新たな団員の勧誘に役立つことはないかもしれないが、少なくとも既に犯罪者としての毎日を送っている者たちにとっては多少の気晴らしとなるだろう。

It looks like the magazine in a hairdresser’s waiting room
美容室の待合室にある雑誌のよう

「タイムズ」紙 7月11日付

ボード・ゲームについてのコラムなどが並んだその誌面は、美容院や歯医者の待合室に時間をつぶすために置かれている雑誌を彷彿とさせる。暴力団排除条例が施行されたことによって、日本の暴力団は多大な打撃を受けた。実はこの条例は暴力団を直接的に取り締まるのではなく、彼らと取引をした企業に罰則を与えるものである。その結果、暴力団は会合の際のケータリング会社、葬儀用の花屋、名刺をつくる印刷会社を見付けることができなくなってしまった。ちなみに今回発行された「山口組新報」を印刷した会社はいまだ判明していない。

他にもこんな報道が……

サラリーマンのお小遣いが最低レベルに
「ガーディアン」紙 7月3日

日本のサラリーマンのお小遣いが過去30年で最低レベルであると報じる。「日本では夫が一家の大黒柱である家庭においても、妻が財布の紐を握るのが一般的」との補足説明付き。

東京電力を救うのは女性の力
「デーリー・テレグラフ」紙 7月5日

東京電力原子力改革監視委員会のメンバーとなったバーバラ・ジャッジ英国原子力公社名誉会長とのインタビューを掲載。「原発の反対派には、教養のある女性が多い」「女性は女性の言うことを信用する」などの理由から、東京電力にとっては日本人女性による広報活動が鍵になるとの持論を展開。

「引きこもり」になる理由とは
BBC Online News 7月5日

100万人に及ぶ日本の若者たちが引きこもり状態となっている現状を伝えるとともに、「世間体」や「甘え」といった社会的な要因を解説。

万引き摘発件数で高齢者が若者を上回る
「デーリー・テレグラフ」紙 7月9日

昨年に東京で発生した万引き事件で、65歳以上の高齢者の摘発者数が10代の少年少女を上回ったとのニュースを報道。この現象の背景には高齢者の孤独や貧困といった問題がある可能性を指摘している。
 

テニスのウィンブルドン選手権でのクルム伊達選手

She handed out a lesson
彼女はテニスのレッスンを提供した

「インディペンデント」紙 6月25日付

今大会の最年長選手である42歳の彼女は、ドイツのカリナ・ビットヘフト選手にショットの打ち方などについてのレッスンを提供した。この試合を「高齢者と若き女性の対決」と呼んでは無礼になるだろうが、わずか45分以内で決着させた彼女の無慈悲なまでの勝利に対しては、あらゆる場所における40代が快哉を叫んだであろう。決して理想的な試合会場とは言えない第14コートに詰め掛けた観客の大多数を占める日本人 ファンも実にうれしそうにしていた。クルム伊達が会場入りした瞬間には、まるでホームのような大声援が起きたのである。

One of the most inspiring stories
今大会における最も感動的な物語の一つ

「インディペンデント」紙 6月27日付

警備員がほぼ連行するような形で退場を促さなければ、彼女は今でも第12コートでサインや写真撮影に応じていたのかもしれない。東京からやって来た輝かしき42歳は、約100人の観客にもみくちゃにされていたからだ。クルム伊達の躍進は、今大会における最も感動的な物語の一つである。彼女はいつも大事な局面でポイントを得る。ルーマニアのアレクサンドラ・カダントゥ選手を下した試合の第2セットでは、ラケットを右手から左手に持ち替えてウィニング・ショットを決める場面も見られた。彼女のネット・プレーは直感的かつ的確だった。

他にもこんな報道が……

日本で流行の「眼球なめ」
「デーリー・テレグラフ」紙 6月17日

日本の若者の間で「眼球なめ」という奇妙な行為が流行していると報道。この流行が原因となってものもらいなどを患う者が増えており、眼帯を着用する学生が続出と報じている。

米兵を入店拒否する沖縄の風俗店
「インディペンデント」紙 6月17日

橋下大阪市長が米軍に風俗業活用を求める発言を行い多方面から非難を浴びたことを受けてのレポート。実際のところ、沖縄の風俗店はトラブル多発のため米兵の入店を拒否しているところが多いと伝えている。

英国で広まる日本の「かわいい」
「デーリー・メール」紙 6月18日

英国における日本の「かわいい」文化の広まりについて。「ピンク色の髪の毛またはキティちゃん姿をした女の子を多数見かけることがあったら、それは日本のかわいい文化の影響である」とも。

アジアのパス名人となるか
BBC Online News 6月20日

サッカーのコンフェデレーションズ・カップでイタリアに惜敗した日本代表について、敵陣にて349本のパスがあったと評価。本大会でこの数字を上回るのはスペインだけであるとして、日本を「アジアのパス名人となるか?」と評した。

外来語の濫用で精神的苦痛
BBC Online News 6月27日

外来語の濫用で精神的苦痛を受けたとして71歳の日本人男性が慰謝料を求めてNHKを提訴したと伝えた上で、英語においても、ドイツ語から借用した「kindergarten(幼稚園)」、フランス語の「café(カフェ)」、日本語の「haiku(俳句)」などの外来語があると紹介。
 
<< 最初 < 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 > 最後 >>

  • Facebook

24時間365日、安心のサービス ロンドン医療センター Sakura Dental 不動産を購入してみませんか LONDON-TOKYO お引越しはコヤナギワールドワイド

JRpass bloomsbury-solutions-square

英国ニュースダイジェストを応援する

定期購読 寄付
ロンドン・レストランガイド
ブログ