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Fri, 29 March 2024

小林恭子の
英国メディアを読み解く

小林恭子小林恭子 Ginko Kobayashi 在英ジャーナリスト。読売新聞の英字日刊紙「デイリー・ヨミウリ(現ジャパン・ニュース)」の記者・編集者を経て、2002年に来英。英国を始めとした欧州のメディア事情、政治、経済、社会現象を複数の媒体に寄稿。著書に「英国メディア史」(中央公論新社)、共著に「日本人が知らないウィキリークス」(洋泉社)など。

スパイ事件の容疑者特定、調査報道サイト「べリングキャット」とは - 公的な情報を中心に「探偵」作業

このところ、ロシアのスパイについての話題が多いですね。きっかけは今年3月です。英南部ソールズベリーでロシアの元情報員、セルゲイ・スクリパリ氏とその娘ユリアさんが、有毒の軍用神経剤「ノビチョク」を浴びて意識不明となりました。
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混迷のブレグジット交渉「People's Vote」は実現するのか? - その目的、提案事項、投票体制とは

来年3月29日に実施される、英国の欧州連合(EU)からの離脱(「ブレグジット」)。実施まであと半年を残すところとなりましたが、いったいどんな条件で離脱するのか、誰もその答えを持っていない暗中模索状態となっています。
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「女性平等党」が党大会、女性の社会進出はどこまで進んでいるのか - 日英を比較すると?

「女性平等党」(Women's Equality Party)という政党の名前を聞いたことがありますか? 恐らく、「知らない」と言う方が多いのではないでしょうか。二大政党制が長く続く英国では、与党・保守党と最大野党・労働党については毎日報道がありますが、そのほかの政党はそれほど多くは取り上げられません。
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フレックス制で自由に働ける動き進む、出世にはマイナス? - すべての従業員が利用可能

英国では2003年の法律により、仕事を持つ親に6歳以下の子供や、介護を必要とする子供(2007年からは成人も)がいる場合、雇用主に対して、就業時間を調整するなどのフレックス制を要求する権利が保障されました。2014年からは、すべての従業員にこの権利が認められるようになっています。
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異例の暑さで水利用に制限、ホースの使用禁止も - 水道管の水漏れはどうなる?

この夏、世界各地で異例の暑さが記録されるなか、英国では、「いつ散水用ホースが使用禁止になるか」が国民の大きな関心事になりました。
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プラスティックのごみを減らせ、BBCの番組が大きな影響

今年の夏は、本当に暑い日が続いていますね。炎天下を避けてカフェに入り、友人とおしゃべりに興じながら冷たいジュースを飲んでいるうちに「あれ?」と思いました。ストローが「ふにゃり」と曲がっていることに気づいたのです。これまでのようなプラスティック製ではなく、紙製でした。「プラスティックから出るゴミを減らそう」という動きが、ここまできていることをしみじみと実感しました。
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メイ政権を揺るがせる保守党のEU懐疑派、リースモッグ議員に注目

英国の欧州連合(EU)からの離脱(「ブレグジット」)まで、残るところ8カ月となりました。EUとの離脱交渉は10月までに終了している必要があるそうですが、「間に合うの?」と疑問が生じるような大迷走が続いています。
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ヒースロー空港 - 拡張案で合意、総事業費は140億ポンド

「ボリスはどこだ? 」 先月25日、ウェストミンスター議会での審議中、野党の労働党議員から叫び声が上がりました。私たちがよく利用する、ロンドン西部にあるヒースロー空港に、第3の滑走路を新設する法案を国会で審議していたときのことです。「ボリス」ことボリス・ジョンソン外相は、前職のロンドン市長であったときから新滑走路の建設には大反対の姿勢を取ってきましたが、この日、その姿が見当たらなかったのです。
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創設から70周年 - すべての人のためのNHS、その成り立ちと現在

NHS(National Health Service)こと「国民医療制度」が来月、創設から70周年を迎えます。税金で運営されているため、英国に住む私たちは基本的に無料で医療サービスを受けられますね。社会を構成するすべての人々に一律の医療サービスが無料で提供されるようになるまでには、どんな経緯があったのでしょう?
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労働党と「反ユダヤ主義」- なぜユダヤ人が問題になっているのか

ここ2~3年、野党・労働党が「反ユダヤ主義」であると批判されていたことをご存知でしたか。先月上旬に行われたイングランド地方の選挙では、ユダヤ人住民が多いロンドン北部のバーネット区で、保守党が議席を増やしました。その理由の一つとして、労働党の反ユダヤ主義への反発があったと言われています。
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