ニュースダイジェストの制作業務
Fri, 29 March 2024

映画「君の名は。」の人気の理由を英メディアが探る

Animated fantasy film charms Japan
アニメのファンタジー映画が日本を魅了

「ガーディアン」紙(電子版)9月29日

11月に英国公開予定の日本映画「君の名は。」が日本国内で人気を博していることを受けて、英国メディアが人気の理由などを分析する記事を掲載した。

「ガーディアン」紙電子版は9月29日、人気の理由として、「身体の入れ替わりと愛の探求、差し迫った崩壊の危機から街を守ろうとする懸命な努力」というテーマを列挙。また、思春期のぎこちなさを捉えた温かくコミカルなシーンが散りばめられているが、男子生徒の瀧が女性言葉を話すなど、一部は翻訳の時点でその面白さが失われてしまう可能性があると指摘している。

BBCは9月27日付の記事で、新海監督は12世紀の「とりかへばや物語」に着想を得たとされているとし、男女の身体が入れ替わるという筋書は、1982年公開の映画「転校生」や2007年のTVドラマ「パパとムスメの7日間」などでも見られると紹介した。

Tokyo governor orders city's workers to leave desks by 8pm
東京都知事が夜8時以降の残業を禁止

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)9月16日

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)は9月16日、小池都知事が都の職員に対して、夜8時以降の残業を禁止するとともに、対策チームを設置予定であると報じた。

同記事は、日本企業ではサービス残業が慣習として受け入れられているが、経済がいまだ脆弱で被雇用者が自分たちの将来に不安を感じるようになり、さらにサービス残業が一般的になってきたようにみえると指摘。長時間労働や休暇取得率の低さが過労死問題を引き起こしているとした。

Japan has a worrying number of virgins, government finds
「性経験のない」人数の増加に政府が懸念

「インディペンデント」紙 9月17日

「インディペンデント」紙は9月17日、日本の18歳から34歳までの男女のうち、未婚男性の70%、未婚女性の60%がそれぞれ交際相手がおらず、男性の42%、女性の44.2%が「性体験がない」と認めたとする国立社会保障・人口問題研究所による調査結果を伝えた。

同記事は、安倍政権は保育サービスの向上に努め、結婚したカップルに税制上の優遇措置を与えているが、その成果が数字上には表れていないとしている。

Calls to abolish death penalty grow louder in Japan
日本で死刑制度廃止を求める声が高まる

「ガーディアン」紙(電子版)9月21日

日本弁護士連合会が2020年までに死刑制度の廃止を目指すと宣言する準備中であることを受け、「ガーディアン」紙電子版は9月21日、日本の死刑制度に着目する記事を掲載した。

同記事は、袴田事件で死刑判決を受けた袴田巌さんが45 年を超える獄中生活の後、2014年に再審開始が決定して釈放されたことで有罪判決の確実性に対する疑問の声が高まったと説明。一方、世論調査ではいまだに死刑制度の存続を求める人の割合が高いと述べている。

Fish-farming is the latest, slim hope for Japan’s favourite fish
養殖こそ日本人が大好きな魚に対する最新の、かすかな望み

「エコノミスト」誌 9月24日

9月24日発行の「エコノミスト」誌は、クロマグロの資源枯渇問題に対する日本の対策について報じた。

同記事は、日本で試行錯誤が続けられているクロマグロの養殖の現状を紹介。完全養殖に成功した近畿大学水産研究所を例に挙げ、同大が養殖しているクロマグロが成魚になるまで無事に育つのはわずか1%であり、野生の魚をエサにするのは持続可能ではないとして科学者たちが大豆を使ったエサなど代替手段を試している段階にあると問題点を挙げている。

Criticised as sexist and ‘perverse’
性差別的で「性的に倒錯している」と批判

志布志市 動画

「ガーディアン」紙電子版は9月27日、鹿児島県志布志市がPRのためにうなぎを擬人化した動画を公開したものの、「性的に倒錯している」といった批判が相次ぎ削除せざるを得なくなったと報じた。同記事は、SNSのユーザーらから「誘拐され、閉じ込められた少女を喚起させる」「性差別のビデオを削除せよ」などと批判の声が上がったとした。

 

日本政府が英国に提出したブレグジットに関する要望書

Britain cannot easily dismiss Japanese Brexit warning letter
英国は日本からの警告レターを簡単に却下することはできない

「ガーディアン」紙(電子版)9月4日

日本政府が英国政府に提出した、ブレグジット後の英国で日系企業に新たな負担がかからないように求める要望書について、4日付「ガーディアン」紙電子版は、日本企業は英国に対して、欧州連合(EU)の関税同盟及び単一市場に留まるだけでなく、EUと英国間の移動の自由も保持するよう望んでいるのは明らかであり、英国にとっては非常に厄介であるとする記事を掲載した。

同記事は、他の非EU諸国が日本に倣い、英国に拠点を置く自国の企業の観点から、容認でき得る条件を公的に定めてくるのではと英国政府が危惧しているとしている。また、要望自体は新しいものではないとしつつも、英国にとって重要な投資国によってこのような野心的な方法で明確にされたものを目にすると、経済的利益が問題であることが明白となるとも述べている。

Talk like a gaijin
ガイジンのように話す

「エコノミスト」誌 8月27日

8月27日発行「エコノミスト」誌は、英語に苦手意識を持つ日本人とその状況を改善するための試みについて報じた。

「バスや電車は時間通りに到着し、技術者たちは正確なことで名高い日本だが、英語となると柄にもなくずさんになる」と始まるこの記事は、日本で見掛ける英語の看板にはスペル・ミスが多いと指摘。状況改善のため、政府は英語教育を2年前倒する方針を決定。また企業も楽天が英語を公用語とするなど、独自に社員の英語力向上に努めているとした。

The tiny distillery making Japan into a whisky superpower
小さな醸造所が日本をウイスキー大国に

「ガーディアン」紙(電子版)8月29日

8月29日付「ガーディアン」紙電子版は、埼玉県秩父市にあるウイスキー醸造所「ベンチャーウイスキー」社長の肥土伊知郎氏や関係者へのインタビュー記事を掲載した。

同醸造所の「イチローズ・モルト」は世界中にファンを持ち、1本に数百ドルを支払う人も多いという。同記事は、バランスが良く飲みやすいウイスキーをつくるのではなく、個性のあるウイスキーを生み出すことで大規模メーカーとの差別化を図っているなどと語る関係者の言葉を紹介している。

Japanese fisherman, 63,'fights off bear with karate'
釣りをしていた63歳の男性が「クマを空手で撃退」

「デーリー・テレグラフ」(電子版)9月2日

群馬県の川で釣りをしていた空手有段者である63歳の男性がクマに襲われ、けがを負いつつも撃退したニュースを、「デーリー・テレグラフ」紙電子版が2日、報じた。

同記事は、その状況をレオナルド・ディカプリオ主演の映画「レヴェナント: 蘇えりし者」における、怒れるクマとの格闘シーンを思い起こさせると表現。また、メディアはこの出来事を人間が自然に打ち勝った話として称賛したが、当局はこうした行動は取らないよう忠告しているとも説明している。

Japan Inc rethinks its longstanding bet on Britain
長年英国に賭けてきた日本企業が方針を見直す

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)9月6日

「フィナンシャル・タイムズ」紙電子版は6日、国民投票で欧州連合(EU)離脱を決めた英国における日本企業の事業展開について語る記事を掲載した。

同記事は、日本はこれまでヨーロッパで事業展開する際にはほとんどの場合、迷うことなく英国を拠点にしていたと説明。しかし国民投票後は「伝統的な思考パターンからの大きな逸脱」が見られるとする経営コンサルタントの大前研一氏の発言を引用、投票前後の姿勢の変化を論じた。

'Just pick a proper Japanese'
「とにかく純粋な日本人を選べ」

ミス・ワールド

「デーリー・テレグラフ」紙電子版は6日、2016年のミス・ワールド日本代表にインド人の父親と日本人の母親をもつ吉川プリアンカさんが選ばれたニュースを報道。一部のインターネット・サイトで「ハーフが日本代表になるのは良くない」「とにかく純粋な日本人を選べ」といった批判の声が上がっていると紹介している。

 
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