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Fri, 29 March 2024

北海道の男児置き去り事件

Being abandoned by our parents was a rite of passage
子供の置き去りはかつて通過儀礼だった

「デーリー・テレグラフ」紙 6月3日

「デーリー・テレグラフ」紙は3日、北海道で父親によって置き去りにされていた児童が無事保護された事件に対する見解を示す論考を掲載した。

同紙の筆者は、自身の幼少時代は、1時間半以上にわたり車に乗る際には、親から「もしそれを止めなければ、道路の脇にあなたを置いていくよ」と頻繁に注意されていたと吐露。実際には道路脇に置き残されることはなかったが、そのようなことが起こり得たかもしれないと振り返っている。

また当時は、デパートなどで新商品を見付けたり、古くからの知人を見掛けたりするなどして注意を奪われた親から子供がはぐれてしまうことがよくあり、親の不注意による子供の置き去りは言わば「通過儀礼」であったとさえ指摘している。

Who wrote Obama's Hiroshima speech?
オバマ大統領の広島演説を書いたのは誰なのか

「ガーディアン」紙(電子版) 5月27日

「ガーディアン」紙の電子版は5月27日、「オバマ大統領の広島演説を書いたのは誰なのか」と題した記事を掲載した。

同記事によると、演説の原稿作成において中心的な役割を果たしたのはベン・ローズ大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)であると考えられている。学生時代には文学を専攻し、一時は小説家になることを志していたが、2001年9月11日に発生した米国同時多発テロ事件を受けて、外交政策に興味を持ち始めたという。

Politically it carries risks
政治的には危険を伴う

「エコノミスト」誌 6月4日

「エコノミスト」誌の4日発行号は、安倍首相が消費税の10%への引き上げを再延期すると発表したと報じた。

同記事は、日本経済が低迷している現状を鑑みれば「経済的には妥当」であると評価しながらも、「政治的にはリスクを伴う」との懸念を表明。「安倍首相の経済政策が方向を見失っている」との印象を有権者に与えると述べた。一方で、日本の有権者は「野党がより良い政権を運営できるかについては懐疑的」であると伝えている。

Hello people of Japan!
日本の皆さん、こんにちは

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)6月8日

「デーリー・メール」紙の電子版は8日、英国の外務省で飼育されている猫が日本語を学習中であると伝えるユーモラスな記事を掲載した。

同記事によると、「パーマストン」と名付けられたこの猫は「ネズミ捕り長官」という役職を持ち、「同僚たちから遅れをとらないように」するために、日本語を勉強中。専用のツイッター・アカウントで「日本の皆さん、こんにちは。どこかにネズミはいないかにゃ?」と呟いている。

Very much like a prison
まるで刑務所のよう

「BBC」(電子版)6月8日

BBCの電子版は8日、「日本はなぜ難民をほとんど受け入れないのか」と題した動画を公開した。

BBCの東京特派員が、東日本入国管理センターを訪問。同センターを「まるで刑務所のようだ」と伝えている。

また同センターに1年半にわたり収容された経験を持つ、トルコのクルド人居住区出身の男性へも取材。「(人権確保の観点から問題視されている)グアンタナモ収容所と何ら変わらない」とする見解を紹介している。

Atomic Kitty
アトミック・キティ

アトミック・キティ無料誌「スタイリスト」

無料誌「スタイリスト」の7日発行号は、ハローキティ特集を掲載。英国の人気アイドル・グループ「アトミック・キトゥン」にかけて「アトミック・キティ」と題した同特集では、テーマパークやホテル運営など世界各国で展開されるハローキティ絡みのビジネスや、英国に在住する同キャラクターの熱烈なファンの姿などを大々的に紹介している。

 

演出家の蜷川幸雄氏が死去

It proved to be love at first sight
蜷川作品に英国人は一目ぼれ

「ガーディアン」紙(電子版)5月16日

「ガーディアン」紙の電子版は5月16日、同12日に死去した日本人演出家の蜷川幸雄氏の追悼記事を掲載した。

同記事は、蜷川氏の作品について「驚くべき視覚表現と、東洋と西洋の伝統を調和させる能力」が際立っていたと紹介。とりわけ、英国における同氏作品の初上演となった1985年のエディンバラ・フェスティバルでの「マクベス」は、英国人が「一目ぼれ」したと高く評価している。また物語の舞台を日本の戦国時代に置き換えた本作品が「滝のようになだれ落ちる桜の圧倒的なイメージで観衆を驚嘆させた」と形容。英国人が見慣れている「陰鬱(いんうつ)な暗闇の中で演じられる」作品が、突如として「驚きと美しさにあふれたもの」に変わったと伝えている。

The rise of eating disorders in Japan
日本で摂食障害が増加中

「ガーディアン」紙(電子版)5月17日

「ガーディアン」紙の電子版は5月17日、過食症や拒食症といった摂食障害に悩む日本人の様々な見解を紹介した。

同記事が取材した人々によると、日本では摂食障害に対する偏見が根強い。またハグやキスなどを通じて愛情を表現しない文化、食べ物を粗末にしないようにという教え、痩せていることが普通であると見なされる社会、食べ物に対するこだわりの強さなどが摂食障害を引き起こすきっかけになっているという。

Japan has more poor children than it thought
日本には実は 貧しい子供が多い

「エコノミスト」誌 5月14日

「エコノミスト」誌の5月14日発行号は、日本における子供の貧困問題を取り上げた。

同記事は冒頭で「日本が平等社会であると信じている」日本人は「子供の貧困率が高いことに驚くはず」と指摘。続いて、国際連合児童基金(ユニセフ)がまとめた子供の貧困率についての調査に言及した上で、日本における富裕層と貧困層の子供の格差は、メキシコやブルガリアの状況と大きく変わらないとする同調査の結果を伝えている。

Thrifty souls can expect a dull and lonely time
東京では倹約家が退屈で寂しい思いをする

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)5月19日

「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は5月19日、ドイツ銀行がまとめた世界各都市別の「安いデート代」ランキングを紹介した。

タクシーの料金や2人分の外食費などを算出した同ランキングによると、チューリッヒ、コペンハーゲンに次いで、東京は世界で3番目に「安いデート代」さえも高額な国。同記事は、これらの都市では「倹約家は退屈で寂しい思いをすることを覚悟しなければならないかもしれない」と述べている。

Their flying cars will be in the air
東京五輪に空飛ぶ車が登場

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)5月26日

「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は5月26日、2020年開催の東京五輪に向けて日本の技術者たちが空飛ぶ車を開発中であると報じた。

同記事は、自動車業界の若手有志によるプロジェクト「Cartivator(カーティベーター)」を紹介。愛知県を拠点として行われている同プロジェクトでは、「Skydrive(スカイドライブ)」と名付けられた空飛ぶ車を開発中であると伝えた上で、この「未来的な車」の仕様などについて説明している。

The people of Kochi are the biggest drinkers in Japan
高知県の人々は大酒飲み

日本へようこそ「デーリー・ミラー」紙電子版の記事

「デーリー・ミラー」紙の電子版は5 月24日、日本を初めて訪れた英国人記者の旅行記を掲載した。同記事の内容は「英国人は滅多に訪れない」という四国での体験を中心としたもの。「高知県の人々は日本で一番の大酒飲み」と伝えるなど、随所にユーモアを散りばめた記事となっている。

 
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