やっと明らかになったロイヤル・ウエディングの全容。ウィリアム王子やキャサリン妃自身の意向が随所に反映されていると伝えられている衣装や食事、さらにはスケジュールの詳細や、当日に発生した思わぬハプニングなど、世紀の結婚式の内容をここで改めて振り返ってみよう。
ウエディング・ドレス
結婚式の当日まで秘密のベールに包まれていたウエディング・ドレスのデザイナーは、事前から候補としての噂が引っ切りなしに流れていた、Alexander McQueenのクリエイティブ・ディレクターを務めるサラ・バートン氏。裾の長さは、1981年のチャールズ皇太子との結婚式でダイアナ元妃が着用したドレスの約3分の1の長さとなる2.7メートル。白とクリーム色のサテンに、バラ(イングランド)、アザミ(スコットランド)、ラッパスイセン(ウェールズ)、クローバー(北アイルランド)という英国を構成する4地方を象徴する花のアップリケが散りばめられている。このデザインを基にして、ハンプトン・コート宮殿の一角に位置する英国王立刺繍学校のスタッフたちが手縫いで仕上げた。レースと糸を美しく保つために、同スタッフたちは30分ごとに手を洗い、また3時間ごとに針を交換したという。ときの人となったバートン氏は、メディアの注目を逃れるために、結婚式終了直後に米国へと向かっている。
ウエディング・ブレックファスト
エリザベス女王主催の昼食会「ウエディング・ブレックファスト」のメニューは、以下の通り。
- レモン・ブリーニに載せたコーンウォール産の蟹サラダ
- プレスト・ダックのテリーヌ、フルーツ・チャツネ添え
- ヤギのチーズのルラード、キャラメライズしたクルミ添え
- パルミエとチーズ・ストローの盛り合わせ
- 赤ビーツ・ブリーニに載せたスコットランド産スモーク・サーモン
- クレソンとアスパラガスのミニ・タルト
- アスパラガスと半熟卵のオランデーズ・ソース添え
- ウズラの卵、セロリ・ソルト添え
- スコットランド産の手長エビ、レモン・マヨネーズ添え
- 豚バラ肉とザリガニと豚の皮のプレスト・コンフィ
- ワイルド・マッシュルームと根セロリのショソン
- 粒マスタードとハニー・グレーズのシポラタ・ソーセージ
- バブル・アンド・スクイーク(野菜とマッシュ・ポテトの炒め物)、ラム肩肉のコンフィ添え
- スモーク・ハドックのフィッシュ・ケーキ、豆のワカモレ添え
- ミニ・ヨークシャー・プディング、牛フィレ肉ローストと西洋わさびムース添え
- ガトー・オペラ
- ブラッド・オレンジのパート・ド・フリュイ
- ラズベリーのフィナンシェ
- ルバーブのクレーム・ブリュレ・タルト
- パッション・フルーツのプラリネ
- ホワイト・チョコレートのガナッシュ・トリュフ
- ナッツ入りミルク・チョコレート・プラリネ
- ダーク・チョコレートのガナッシュ・トリュフ
ウエディング・ケーキ
ウエディング・ブレックファストにおける最後のお楽しみとして、招待客たちにはイングランド中部レスターシャーの菓子職人であるフィオナ・ケアンズさんが制作するフルーツ・ケーキが提供された。8段重ねになった17個のケーキが、900個の花の形を象ったシュガーペーストによって彩られているという代物。英国の伝統を受け継ぐ「ジョセフ・ランべス製法」と呼ばれる複雑な装飾が随所に施されており、昼食会の会場となった、バッキンガム宮殿内ピクチャー・ギャラリーの建築の細部をもデザインに反映させているという。製作期間は5週間。ケアンズさんとそのスタッフが途中まで地元レスターシャーで作り上げた後、結婚式当日の2日前にバッキンガム宮殿へとケーキを運び込んで完成させたとされている。またウィリアム王子の強い要望を受け、当日はマクビティ(ユナイテッド・ビスケット社)のチョコレート・ビスケット・ケーキも合わせて用意された。
車
「ウエディング・ブレックファスト」を終えた後、ウィリアム王子とキャサリン妃は、一旦、チャールズ皇太子夫妻と共有する公邸であるクラレンス・ハウスへと移動した。このとき使用したのが、英国産の高級車アストン・マーティンのオープン・カー。しかも、車体の後部には、「JU5T WED(新婚ほやほや)」と書かれたナンバー・プレートが取り付けられているというおまけ付きだった。実はこの車、元々はかつてチャールズ皇太子が21歳の誕生日を迎えた際に、エリザベス女王がプレゼントしたものだという。またウィリアム王子の運転中は、王子が所属する英国空軍のヘリコプターが上空から同道した。翌朝には、キャサリン妃と2人で静かな週末を過ごすためにやはりヘリコプターでロンドン郊外へと出掛けたウィリアム王子に代わって、車の本来の持ち主であるチャールズ皇太子がクラレンス・ハウスからバッキンガム宮殿の車庫に戻すために運転する姿が見られている。
沿道の警備

王室制度廃止を求める「リパブリック」
が開催したストリート・パーティー
パレードが行われたバッキンガム宮殿及びウェストミンスター寺院の周辺には、約5000人の警官が出動。過激派と見なされた活動家を含む55人の逮捕者が出た。王室制度廃止を求める団体「リパブリック」は、地元カウンシルとの厳しい交渉を経て、コベント・ガーデン駅近くで「『ロイヤル・ウエディングじゃない』パーティー」と題したストリート・パーティーを開催。約1000人がこの集まりに参加し、食べたり飲んだりを楽しんだという。
新郎新婦の会話
結婚式やパレードの最中に、ウィリアム王子とキャサリン妃がどんな会話をしていたかを読唇術の専門家たちが調べてみると……
ウェストミンスター寺院内にて
ヘンリー王子(ウィリアム王子に向かって)
「彼女が来たよ。ウエディング・ドレスが見えるまで待って」
ウィリアム王子(キャサリン妃に向かって)
「とても美しいよ」
ウィリアム王子(キャサリン妃の父マイケルさんに向かって)
「小さな家族行事となるはずだったんですけどね」
バッキンガム宮殿のバルコニーにて
ウィリアム王子(キャサリン妃に向かって)
「大丈夫?こっち向いて。キスしよう」
キャサリン妃(ウィリアム王子に向かって)
「(キスの後に歓声を聞いて)今度は何?」
ウィリアム王子(キャサリン妃に向かって)
「(国民は)もう一回キスしてって言っているんだと思う」
ウィリアム王子(キャサリン妃に向かって)
「もう一回キスしよう。ほら、もう一回」
ウィリアム王子(キャサリン妃に向かって)
「(キスの後で)これで終わり!もうキスしない!」
参考: 「デーリー・エクスプレス」紙ほか
決定的瞬間

耳を塞ぐグレース・
バン・カッツェンちゃん
ウィリアム王子の友人の娘として、新婦の付添い「ブライズメイド」を務めたグレース・バン・カッツェン(3歳)ちゃんは、バッキンガム宮殿のバルコニーから聞こえる歓声の大きさに驚き、新郎新婦がキスした瞬間に耳を塞いでしまった。ウェストミンスター寺院では、式終了後、高揚した教会関係者がなんと側転。さらに本来は平静を呼び掛ける立場であるはずの警官が見物客を盛り上げたり、大観衆に脅える馬が公道から馬舎へと逃げ込む姿もカメラに捉えられている。
見物客・視聴率
当日のパレードへと出掛けた見物客の数は、推定100万人。また英国内では2450万人がBBC及びITVのテレビ中継を視聴したとされる。日本では結婚式の模様を生中継した日本テレビの特番が平均視聴率23.5%(関東地区)だった。当日の中継を見逃してしまった人は、以下の「ロイヤル・チャンネル」公式サイトから、ロイヤル・ウエディングのほぼ全模様を動画で観ることができる。
www.youtube.com/theroyalchannel
「英国民は、確かに普段は大人しい。だが盛り上がるときは徹底的に盛り上がる」
デービッド・キャメロン(首相)
ちなみに、ウェストミンスター寺院内ではクレッグ副首相に対して「ズボンのベルト回りをゆるめなければならなかった」と発言していたことが読唇術の専門家によって明らかにされている。
「ロマンティックな気分に浸る人が多くいたのだとしたら、少なくとも決して悪いことではない」
ボリス・ジョンソン(ロンドン市長)
「ロンドン五輪に向けての良い予行演習になった」とも。
「唯一、良くないニュースがあったとすれば、それはダイアナ元妃が結婚式に出席できなかったということだ」
スペンサー伯爵 (故ダイアナ元妃の弟)
1997年に姉のダイアナ元妃を自動車事故で亡くして以来、王室やマスコミに対して抱え続けてきた不信感はまだ消えていない。
「防水性のマスカラを付けておいて良かった」
タラ・パーマー=トムキンソン (タレント)
さもなければ、感動の涙でお化粧が崩れてしまっていたであろう。
「(同じく歌手の)ジョス・ストーンが結婚式に招待されて、なぜ私は駄目なの?」
リリー・アレン(歌手)
ダイアナ元妃没後10周年コンサートにともに出演した歌手を引き合いに出しながら、簡易ブログ、ツイッターでつぶやいた。
「私のような政治家より、様々な分野の人々を招待する方が理に適っている」
トニー・ブレア(元首相)
結婚式に招待されなかったことについてのコメントを求められて。
「キャサリン妃の平民としての出自を嘲笑していた者たちは、彼女の身のこなしを目にすれば、ただ感服することしかできないのを思い知るだろう」
アンドリュー・ロバーツ(歴史家)
キャサリン妃の美しさに世界中が見惚れてしまった。
世界中の注目を集めた、ウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤル・ウエディング。この世紀のイベントを、国民たちは、恐らく当の新郎新婦たちをも凌ぐ熱狂ぶりで盛り上げた。そんな英国人たちのお茶目な姿を捉えた写真の数々をご覧あれ。
*写真をクリックするとギャラリーが開きます。



在留届は提出しましたか?












































ツボを押さえた英国ブランドPR大使
勝負服は Issa London
シースルー・ドレスがすべての始まり
教育ママの下で青春を謳歌
ミドルトン家は女性強し!?

徐々に自己申告の形でその全貌が見えてきた出席者の面々。呼ばれたラッキーな人々は、故ダイアナ元妃と親しかったエルトン・ジョン(写真)やベッカム夫妻など、納得の有名どころ。そのほか、ケイトさんの地元のパブ・オーナーや肉屋などアットホームな面子に加え、ウィリアム、ケイト両人の元カレ、元カノという驚きのセレクトも。また、麻薬取引現場をメディアに暴露されたケイトさんの叔父は、見事招待の栄誉を賜った。

公式かどうかなんて関係ない──商魂たくましい人々は、アイデア勝負のユニーク商品に、不況脱出の勝負をかけている。そんな中でも一番の注目商品はと言えば、「Crown Jewels: Condoms of Distinction」。見つめあうケイトさんとウィリアム王子の写真が印象的なケースに収められているのは、何とコンドーム(写真)。これ、王室に訴えられないのだろうか……。

















その経緯を聞いた運転手さんが5ポンド、「これを寄付して」と手渡してくれました。それも2日連続で!個人レベルでは小さなことでも、集めていくと大きな力になるはず。自分にできることを一人一人がすることで、日本への思いを届けられれば良いと思いますし、主人の音楽がその架け橋になれればうれしいです。

心身ともに健康に、美しくありたい。そう考えて、食べるものに気を使う女性は多い。大地の恵みをいっぱいに受けて育った果物や野菜。私たちの心や体を健やかにしてくれるこうした食物は、きっと肌にも元気を与えてくれるはず。そう確信するRMKは、食べ物の力を自らの力へと変える「デリシャス・スキンケア」を提唱、ナチュラルな素材とテクノロジーを融合させ、優しく肌に浸透し、パワフルに甦らせてくれる商品の開発に成功した。










RMK専属メイクアップ・アーティスト











1965年生まれ。東京都出身。83年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールでスカラシップ賞受賞後、ロイヤル・バレエ・スクールに留学。84年にサドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ団 (現バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)に入団、4年後には最高位のプリンシパルに。95年にロイヤル・バレエ団移籍後は英国でも有数の実力派として人気を集めたが、2010年、惜しまれつつ同団を退団した。
公演当日。ロビーでは子供たちが募金してくれた観客に折り鶴を渡し、オペラ・ハウスの職員たちが笑顔で手際良く、チケットをさばいていた。突然の大舞台に緊張しつつも、一人ひとり立派に演奏し、観客からの温かい拍手を受けた子供たち、そして本番では舞台裏の混乱を全く感じさせることなく煌びやかな世界をみせるダンサーたち。プロフェッショナルの凄みと人々の素朴な温かみが交錯する1日となった。翌日、吉田さんはロイヤル・オペラ・ハウスのオフィスで、昨日協力してくれた各方面への礼状をしたためていた。長時間にわたったというその作業こそが、いかに多くの人々がその1日を支えていたかを物語っているのかもしれない。















亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。地震被災者の方々に、海外から何らかの形で少しでも、お役に立てることができるとうれしいです。17日にバイオリニストの葉加瀬太郎さんがフォートナム・アンド・メイソンで行った緊急チャリティー・ライブ(第2弾)を途中から聴くことができました。(場所の提供その他の手配にも、様々な良い協力がありました)。店内の壁には日本国旗も吊るされ、日本語や英語のほか、スペイン語やタイ語、ハングルなど様々な言語で激励が寄せられていたのが印象的でした。




サントゥーアン(別名クリニャンクールのみの市)には美術骨董品からガラクタまで様々な物が並ぶ。どんな代物と出会えるか。物と同時に出会うのは、骨董品の陰からぬっと現れる店主。楽しみは尽きない。







美しい物や人、奇妙な物や人を見た後には、うまいものが食べた くなる。カフェやレストランが多いサントゥーアンで、質、量と価 格のバランスがいいのがレバノン料理屋Elissar。Formule Elissar 

サントゥーアンには音楽の伝統が生きている。ジャズ・マヌーシュ とガンゲット(キャバレー音楽)だ。 創業50年以上のカフェ・レ ストランLa Chope des Puces(ロジエ通り122番地)はジャズ・ マヌーシュの殿堂。ジャズにロマ音楽を取り入れたマヌーシュ・ス ウィングの生みの親ジャンゴ・ラインハルトゆかりの場所でもある。親子3代、こ の店でジャズ・マヌーシュを演奏するガルシアさん


かなり上級者の歩き方を挙げよう。まず、週末の早起きは必須。 3時、4時に活動を開始する。 サントゥーアンならばジャン=アンリ・ ファーブル通りからスタート。数件あるDebarras(納戸一掃の店) には相続の品や引っ越し、物置一掃などで回収された中古の品が無 造作に置かれてあり、とんでもない宝が出ることもあるという。ファーブル通りで 28年間スタンドを開くババさん








